重賞レースについて

エリザベス女王杯

エリザベス女王杯は、日本中央競馬会(JRA)が主催する芝2200mのG1競走で、京都競馬場を舞台に毎年11月中旬に開催されます。1976年に創設され、当初は3歳牝馬限定のレースでしたが、1996年より4歳以上の牝馬にも開放され、牝馬チャンピオン決定戦として位置づけられています。

秋の牝馬G1シリーズの一環として、マイル戦のヴィクトリアマイルとは異なる中距離での女王決定戦です。クラシック世代から古馬まで、あらゆる世代の牝馬が一堂に会し、白熱したレースが展開されます。

賞金

1着賞金:1億3,000万円(2024年)
総賞金:約2億8,800万円

入場者数と注目度

牝馬限定のG1として格式が高く、多くのファンが京都競馬場に詰めかけます。華やかな牝馬同士の対決ということもあり、秋の競馬シーズンの中でも特に注目されるイベントです。

オッズ傾向

近年は実績のある古馬が人気を集めやすいものの、クラシック世代の勢いのある馬が好走することも多く、世代間の力関係がカギになります。展開や馬場適性によっては波乱も十分にあり得ます。

歴代優勝馬(2015年〜2023年)

2023年:ブレイディヴェーグ(C.ルメール)
2022年:ジェラルディーナ(C.デムーロ)
2021年:アカイイト(幸英明)
2020年:ラッキーライラック(C.ルメール)
2019年:ラッキーライラック(C.スミヨン)
2018年:リスグラシュー(J.モレイラ)
2017年:モズカッチャン(M.デムーロ)
2016年:クイーンズリング(M.デムーロ)
2015年:マリアライト(蛯名正義)

真の女王を決める秋の頂上決戦・エリザベス女王杯の魅力

エリザベス女王杯は、ヴィクトリアマイルとは異なる距離で行われる牝馬中距離戦線の最高峰として、世代を超えた実力馬が激突する見応えのあるレースです。牝馬同士ならではの繊細な駆け引きと熱い叩き合いがファンを魅了します。

その後のジャパンカップや香港遠征へのステップレースとしても重要視され、国内外での今後の活躍にも直結します。レース当日までの情報は、JRA公式サイトや専門メディアでこまめにチェックすることをおすすめします。