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重賞レースについて
安田記念
東京競馬場で行われる芝1600mの重賞競走です。
競走名は日本中央競馬会初代理事長の安田伊左衛門の功績を称え、その名前から付けられている。
1951年に競馬の発展のために安田伊左衛門は尽力してきたことで、安田賞として創設された。
創設当時は古馬での重賞レースは2000mのみだったのだが、この安田賞は古馬重賞レースの1600mで日本初だった。
1958年に安田が死去したため、安田賞から安田記念へと競走名が変わった。
1984年にグレード制の導入によりG1に格付けされ、開催日をオークスの前週としたため、出走資格を5歳(現4歳)に変更した。
その後、春のマイル最強馬決定戦に位置付けられ、秋のマイルチャンピオンシップと双壁を成す競走となっていった。
1993年には国際競走に指定され外国調教馬、1995年には指定競走に指定され地方所属の競走馬に出走資格を与えられた。
1996年に開催日を日本ダービーの翌週に変更したため、出走資格を4歳(現3歳)に変更している。
最後の直線が長い東京競馬場で行われているので、1600mといってもスピードだけではなくスタミナも要求される競走となっている。歴代の優勝馬はオグリキャップやウオッカなどの中距離重賞の優勝経験を持つ競走馬が多い。
双壁されている秋のマイルチャンピオンシップとは異なり、1番人気が不振に終わることが多いレースになることが特徴的。
2004年には国際グレードG1に格付けされ、翌年にはアジアマイルチャレンジを構成したため、香港マイル、ドバイデューティーフリーと海外の有名なレースと並び、アジアのマイル最強馬決定戦として定着していった。
日本ではもちろん、世界的にも日本で最も歴史と伝統があると格の高いレースとして知られている。
宝塚記念と共に春の最強馬を占うレースとしており、現在は春の東京G1、5連戦の最後を締めくくる1戦となっている。